~楓ちゃんのあんなことこんなこと~
名作蒸機写真集
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今回は、楓ちゃんの「お気に入りSL写真集」を2冊、ご紹介したいと思います。

SLの写真集は星の数ほどありますが、私が最初にあげたいのは、

「永遠の蒸気機関車・くろがねの勇者たち」東京写真美術館発行 2002年刊。

この本は、さる2002年同美術館で開催された歴史的写真展の図録として刊行されたものですが、館所蔵の古典プリント、交通博物館所蔵の明治時代の岩崎・渡邊コレクションから現代までの内外の著名写真家のSL写真の作品を集大成した画期的な作品集です。
特に偉大な鉄道趣味の先人である、西尾克三郎・臼井茂信・黒岩保美・広田尚敬各氏の作品群。また、日本の報道写真の草分け的存在であった名取洋之助氏の作品や世界的な報道写真家であったユージン・スミス氏が日本の鉄道を活写した作品も見所です。

もうひとつは、先の本には残念ながら掲載されていなかった、京都在住の高橋 弘氏の作品集、

「蒸気機関車 その良き時代」交友社発行 1978年刊

日本を代表する幹線、東海道本線蒸機列車時代の最後の黄金期の姿を中心にして、S25~30年頃の高度成長前の古き良き日本の風景をバックに、まさに主力として活躍していた頃のSLを永遠に記録した名著です。

個人的には、シンプルな機材で特別に奇をてらうことなくストレートにその姿を描写しながら、その時代背景の中に芸術性・記録性を共に表現した、西尾・臼井・黒岩・高橋各氏の作品に感銘をうけます。(ちなみに広田氏の作品には別な思いがありますが、その話はいずれまた)
斬新な表現をした作品は、それはそれとして確かにインパクトはあります。機材等が進歩した現在では誰でも気軽にその手の表現が可能となりました。が、改めてこの各氏の作品をゆっくりと眺めて見て下さい。簡単に撮っているようでその中に被写体への深い「愛情」と冷静な「視線」が感じられてきませんか。

今の私が目標とするものがまさにそれなのです。できるものならば「いつまでも飽きのこない、美しく、それでいて、記録として永遠となり、思いのこもった癒されるような」作品を作ってみたいと思う楓ちゃんなのでした。

テーマ:写真集 - ジャンル:本・雑誌

コメント
この記事へのコメント
高橋 弘氏
今は音信不通の京都の友達が知り合いと言っておりました。…1978頃の話
2006/01/16(月) 01:34:55 | URL | レトロマン #-[ 編集]
高橋 弘さんは、
たしかまだご健在でしたよね!?
山科の写真は、パール2というカメラで撮影したとのこと、どんなカメラなのかな?
2006/01/16(月) 14:12:48 | URL | 楓ちゃん #-[ 編集]
素晴らしい写真集をお持ちですねv-363高橋弘氏は、私は関西の私鉄の写真集を持っていますが、やはり資料性も含めて大変気に入っております。西尾氏に関してはやはり撮影と同時に記録を残していたようですね。「ライカ鉄道写真集」では、黒岩氏の正確な考証に基づく解説も含め、後世に残した資料性は素晴らしいものがあります。黒岩氏が逝ってしまった現在、戦前の鉄道を解説出来る大先輩が居なくなってしまいましたね。残念でなりません。
高橋弘氏に関しましては、確かご子息の方が鉄道マニアで引き継いでおられると聞いたことがあります。
2006/01/16(月) 20:40:54 | URL | 大兄貴 #-[ 編集]
ライカ鉄道写真集は、
楓ちゃんも「いずれ手に入れたいなぁ~」と思う本のひとつですが、なかなか高くて手が届きません・・・(>_<)
きっと大兄貴どのにとっては「バイブル」みたいな存在でしょうね!
西尾さんというと組み立て暗箱・キャビネ乾板を使って精緻な形式写真を撮るイメージが強いのでしょうが、ライカでのスナップ写真がまた凄いですよね!!!
2006/01/16(月) 22:08:00 | URL | 楓ちゃん #-[ 編集]
高橋弘氏の写真集
ながーーいブランクがありましたが、
つい最近、路面電車が出ましたよね。
2006/01/18(水) 14:03:16 | URL | MCB2X #-[ 編集]
あっ、先生~!
大変ご無沙汰しています(_ _)お元気ですか~?
そういえば、道産子鉄→水戸鉄っちゃんにおなりになったのですよね。ご栄転おめでとうございます(?) また、昨今は筑波エクスプレスも開通し、アキバへも一直線~(^_^;;; 場所柄、真岡・磐西・磐東も近くてうらやましいです。渋い私鉄もありますしいい環境ですよ!
また学術的な鉄コメントをぜひ、お願いいたします。今年はどこかでお会いできるのを楽しみにしております。
2006/01/18(水) 15:37:53 | URL | 楓ちゃん #-[ 編集]
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